2025年2月、インド最南端タミルナド州のサンカランコービルにある日本山妙法寺サンカランコービル道場に於いて、二十年の時を費やした仏舎利塔が完成し、その落慶法要に参加してきました。


サンカランコービル道場に着いたのは2月20日、法要の前夜祭が行われる日で、到着してすぐに木村千種庵主さんに「ヒロシマの心7」を数冊お渡ししました。

前夜祭には地元インドのみならず、日本、その他様々な国から大勢の人が集まってこられました。

前夜祭では、インド建国の父であるガンディーが提唱した世界諸宗教の祈りが行われました。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、ガンディー主義、様々な宗教の人たちが、それぞれの宗教の言葉で祈りとお祝いの言葉を捧げます。
この宗教間の壁の低さがインドの素晴らしいところです。


前夜祭の最後は文化行事として、地元の学校の子どもたちが歌や踊りを披露してくれました。
学校の名前と写真を見るとキリスト教(カトリック)の学校のようです。
ここでも宗教間の垣根がありません。

その子どもたちにHPS国際ボランティアから預かってきた折り鶴を渡すとみんな大喜びです。
その折り鶴は、呉市立阿賀小学校の生徒たちが平和の思いをこめて折ったもので、鶴の羽根には生徒たちの名前とともに平和メッセージが書かれています。

彼らの披露してくれた演劇のストーリーはよく分かりませんでしたが、左端の男の子の役が仏陀のようです。

彼女はインド タミルナド州の伝統舞踊バラタナティアムを披露してくれました。

彼女も折り鶴をとても気に入ってくれました。


タミルナド州の小学校の教科書には佐々木禎子さんの物語が載っていて、折り鶴には馴染みがあるようで、みんな折り鶴をとても大切にしてくれます。


翌2月21日の法要にも別の学校の生徒たちが来てくれたので、持ってきた折り鶴の趣旨をお伝えしたところ、校長先生が折り鶴を生徒全員に手渡すことを快諾してくださいました。
これはその校長先生にカメラを渡して撮っていただいた写真です。


生徒たちだけではなく、先生方も喜んで折り鶴を受け取ってくださいました。

校長先生が撮ってくださった写真を見ると、ご自身のIDカードの表面と裏面も撮られていました。

ただ式典でお会いしただけですが、それだけ信用してくださったということですね。
有り難い限りで、ここから交流が生まれることを望みます。
みなさん本当に有り難うございました。
ヒロシマから平和の思いが届きますように♪




報告 酒井伸雄
https://yogananda.cc
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